- ――結婚して6年目とのことですが、これまでの妊活の道のりを教えてください。
- 結婚してからずっと子供が欲しいと考えていましたが、なかなか恵まれずにいました。6年が経つ頃に、不妊の検査を受ける決断をしました。正直なところ、当初は妻に原因があるのではと思っていたんです。でも、検査の結果、私自身に原因があることが分かりました。そのときは本当に驚きましたし、同時に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
- ――原因が分かったあとはどのような対応をされましたか?
- 医師と相談し、手術を受けることにしました。幸い、手術後の数値は正常に戻り、ひとまず安心しました。ただ、年齢のこともあって油断はできないと感じています。現在34歳なのですが、パリオリンピック後に妊活を再開する予定です。その頃にはさらに年齢を重ねていますし、第2子、第3子まで望めるのか不安があります。
- ――男性側の年齢も妊活に影響するのですか?
- はい、男性にも「35歳の壁」があると言われています。年齢を重ねることで精子の質が下がる可能性があるんです。だからこそ、現在の数値が正常でも将来に備えることが大切だと実感しました。
- ――具体的にどのような備えをされていますか?
- 最近、MIRAIBANKというサービスを知り、現在の精子を凍結保存できることを知りました。これは本当にラッキーなことだと思っています。将来の妊活に備えて、若いうちに自分の身体を守る選択肢があるのは心強いですね。
- ――この経験を通じて、同じ状況にある男性たちに伝えたいことはありますか?
- まず、不妊の原因は男性側にもある可能性が十分にあるということを知ってほしいです。そして、妊活を始める際には男性も検査を受けることが大切です。さらに、若い時に精子を保管しておく選択肢を検討してみてください。私自身、もっと早くにこうした情報を知っていればと感じています。
- ――最後に、これから妊活に向けての抱負をお聞かせください。
- パリオリンピック後に本格的に妊活を再開しますが、焦らず前向きに進めていきたいと思います。妻と二人三脚で取り組み、家族の夢を叶えたいですね。そして、自分の体験を少しでも多くの方に共有し、妊活における男性の役割を伝えていきたいです。
赤澤 岳 様
妊活予定者
2024年パリ・オリンピック・レスリング・サモア代表
もっと早くにこのサービスに出会いたかった!
「男性も自分の身体と向き合うべき」―妊活を通じて気づいた大切なこと
赤澤 岳 様
妊活予定者
2024年パリ・オリンピック・レスリング・サモア代表